非常に魅力的な介護職だが、ステップアップを図りたいという健全な野心を持っているなら、資格を取ったり、実務経験を積むことが大事だといえる。
介護業界で上位の資格を目指す場合、多くの実務経験をこなすことによって、受験のための条件をクリアする事にも繋がるだろう。
例えば、介護福祉士の場合、介護職員実務者研修という資格を取得することと、最低でも3年間は介護職として働き続ける事が重要である。
540日以上の実務経験を得ることができて初めて、介護福祉士の受験資格を得ることができるのだ。
また、介護福祉士として5年以上働き続けると、その後さらにケアマネジャーの受験資格を取得することが可能になる。
介護業界は、とにかく実務経験を積む事により、将来的に出世を見込むことができる世界だ。
だからこそ、途中で諦めずに長く続けることがポイントになる。
その際、一つの職場で長く働くことも大切であるが、スキルを磨けないと感じた場合は転職しても良いだろう。
介護業界では、転職を繰り返しても、それほどマイナスのイメージにはならない。
むしろ、多くの実務経験や職場の経験があると見てもらえることもあるため、様々な職場を経験をしてみるのも一つの手だ。
経験豊富な人間を求めている現場はかなり多いので、現在の職場に不満があったら、どんどん新しいところにチャレンジするのは得策かもしれない。
もちろん、1つの職場で出世するには長く続けたほうが有利であるため、その時の状況に応じて、ベストな選択肢を選ぶ事が大事である。